定量噴霧式医薬品適正使用と残量評価の検討
今回我々は、定量噴霧式製剤の適正使用を、その使い終わりに注目して2005年2月中に定量噴霧式製剤(ドライパウダー製剤は除く)を処方されたすべての患者さんに対して、規定使用回数を知っているか、何を根拠に使い終わりを判断しているか投薬窓口で口頭にて聞き取りし検証、又、製剤ごとに規定回数を超えた時の噴霧状況について調べ、その影響と対策について検討しました。
結果は散々でした、すべて最低1回は使い終わりに関する指導を受けているにもかかわらず、適正使用できていたのは26人中わずか4人で約15%しか適正使用出来ていない実態が浮かび上がり、規定回数に対する不理解や残量確認の難しさ等が見受けられました。やはりこれまでの指導法に問題があったと判断せざるを得ないでしょう。これが唯一絶対と言う方法は存在しない故に日々の指導が大切だと思います。